死ぬ前に月に行ってみたい

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月って不思議だ。月は地球にいる私たちに色んな姿を見せてくれる。バナナみたいになったかと思えばかまぼこみたいになったりもする。今日は小さいなーと思うときもあるし、やたら大きく感じるときもある。ぱんぱんに膨らんだかと思えば、時には姿を隠したりもする。月はただただ、いつも通りそこにあるだけなのに。
月の満ち欠けは海の潮汐にも関わるし、女性の生理にも影響を及ぼす。満月や新月に産婦人科のベッドがいっぱいになるのも周知の事実だ。

月って不思議だ。ものすごく遠く離れているのに、たくさん神秘的な不思議を見せてくれる。太陽とはまた違う、不思議なパワーを持っているのかもしれない。
そんな月にもし行けたら、私の人生も何か変わるのだろうか。

人類で初めて月面着陸に成功したアームストロング船長は、引退後に離婚したり事故で指を切断したりと波乱万丈な人生を送ったらしい。月のパワーを授かったからといって、必ずしも幸福になれるわけではなさそうだけど、少なくとも今の自分から新しい自分になれるんじゃないかなと思う。
いつか、――私が生きている間に月旅行に行くのが当たり前になっていれば――、死ぬ前に一度は月に行ってみたい。駅との循環バスでさえ酔う私だけれど。